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ハイライト
- 「カイトリル」および「ファンビル」の製品導出が一株当り利益に6%減の影響をもたらすにもかかわらず、グラクソ・スミスクラインは、2001年度の一株当り利益が13%増となると予測している
- 2002年度は、一株当り利益はさらに伸び10%台の半ばと予想される
- 161の新規化合物、ワクチン、剤型・効能追加が開発段階にある − うち117が臨床試験中
- 「セレタイド」/「アドベアー」(4月にアメリカで発売予定)および「アバンディア」が成長の牽引力となる
- 主要薬効分野は多数の剤型・効能追加により拡充:「オーグメンチンES」(アメリカにて承認予定)、「オーグメンチンSR」(申請済み)、「セロキサート」/「パキシル」(月経前不快気分障害の適応症で開発)、「パキシル」/「セロキサート」(全般性不安障害および外傷後ストレス障害の適応症で2001年に発売予定)、「コレッグ」(重症の心不全の適応症で申請予定)、アジェネラーゼ・プロドラッグである908(2002年に申請予定)
- 過去12ヶ月間でライセンス導入された製品がこれまでで最大の9製品 −これらは全て臨床開発中
- 23の革新的ワクチンの充実したパイプライン − うち5製品が2001年に発売予定
- 研究開発の生産性を大きく向上させる新計画の概要
- 合併および生産部門の再編による最低16億ポンドのコスト節減
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グラクソ・スミスクラインは、アナリスト/投資家を対象とした会社発足説明会を2月22日に開催し、新会社の研究開発およびビジネス戦略の概要を発表しました。
CEOのジャン-ピエール・ガーニエ博士は、次のように述べています。「本日、我々は、合併に係わる約束が果たされるであろうという十分な論拠を示しました。グラクソ・スミスクラインは、製薬企業が直面している主要な課題に対処し、成功を収めるための体制を敷きました。我々は、研究開発の生産性の向上、豊富なパイプラインの構築、そしてコスト節減の実現に向けて邁進していく意向です。グラクソ・スミスクラインには、力強い業績の伸びを達成し、業界においてさらに強く大きな存在となる要素が十分備わっていると確信しています。」
研究開発部門のチェアマンである山田忠孝博士は、次のようにコメントを加えています。「グラクソ・スミスクラインでは、2つの補完し合う研究開発ポートフォリオを融合させたことにより、業界において最もエキサイティングで革新的な開発初期段階のパイプラインが誕生しました。グラクソ・スミスクラインは、合併前から両社が総合的に技術基盤に投資を行ってきており、ヒトゲノムの可能性を十分に活用可能な技術と資源を有しています。本日は当社の研究開発組織の再編計画を発表しますが、これは、規模の大きさの利点を生かす一方で、特定のテーマに焦点を合わせ、起業家精神を推進するものです。」
業績の展望
医療用医薬品部門の売上の伸長率をさらに向上させることが、グラクソ・スミスクラインの力強い業績のキーとなる推進力ですが、合併と合併前より計画されていた生産の合理化の結果として、2003年までに少なくとも16億ポンドのコスト節減が見込まれており、これは業績全体に大きな効果をもたらすと期待されます。
当社は、製品導出の影響や投資事業の売却による利益の減少などにもかかわらず、合併効果と好業績によって、2001年の一株当り利益の伸び率(合併・再編コストや為替レートの影響は除く)は、約13%増になると予測しています。重要な点は、合併完了のために行政当局から要求された製品導出により、2001年の一株当り利益の予測に6%のマイナスの影響があったことです。CFO(チーフ・ファイナンシャル・オフィサー)のジョン・クーム氏は、2001年の営業利益率がおよそ2%改善すると共に税率も0.5%改善されると期待していると述べました。
2002年、グラクソ・スミスクラインは、力強いパフォーマンスとコスト節減により、一株当り利益はさらに伸び10%台の半ばとなるであろうと予想しています。ここ2年続けて、一時利益は減少する見込みです。
ジョン・クーム氏は、「我々は、合併を成功させることに引き続き焦点を当てていきますが、当社には、その株式時価総額から見ても殆ど無視してよいぐらいの純負債額しかなく、財務力も非常に強く、いかなるビジネスチャンスも見逃すことなく挑戦していくことが出来る状況にあります」と述べました。
成長のための戦略
CEOのジャン-ピエール・ガーニエ博士は、グラクソ・スミスクラインの更なる成長の戦略は、新製品と既存品を十分にサポートすること、開発品パイプラインを強化すること、新製品をさらに数多く発売すること、合併によるコスト節減を達成することを基本とすると述べました。
主要な新製品の発売
ニュー・プロダクト・ディベロップメントのシニア・バイスプレジデントであるジェームズ・パルマー博士は、次のようにアナリストに語りました。「グラクソ・スミスクラインは革新的な新製品を発売すること、剤型・効能追加によって製品のライフサイクルを最大化すること、有望な新薬をライセンス導入することなどによって、その成長を維持しさらに高めていきます。」
グラクソ・スミスクラインは最近、超大型製品になる可能性の高い薬剤を2剤発売しましたが、これら製品が業績向上の大きな源となることが期待されます。グラクソ・スミスクラインの2型糖尿病治療薬「アバンディア」の2000年度の売上は、4億6200万ポンドと好調な売上を達成しました。「アバンディア」は、2001年度中にヨーロッパやその他地域での発売が予定されており、大きな成長のチャンスをもたらします。更に、「アバンディア」は2型糖尿病の進行の抑制や合併症の低減などの有用性を証明するため拡大臨床プログラムを展開しています。2001年2月には、アメリカのFDAから「アバンディア」とインシュリンとの併用療法に対して承認勧告を得ました。
もう一つの画期的製品は「セレタイド」で、これは喘息治療用の長時間作用型気管支拡張剤とコルチコステロイドの配合剤です。「セレタイド」は、本年4月に「アドベアー」という製品名でアメリカで発売される予定です。アメリカは世界最大の市場であり、吸入ステロイド療法の利点がますます認識されてきています。アメリカで、「アドベアー」はすべてのタイプの喘息患者に使用できるものとして非常に幅広いラベリングを持つことになる予定です。また、11の主要な研究から得られた新規データは、「セレタイド」/「アドベアー」が世界中で喘息治療のゴールドスタンダードの地位を保持することの一助となることでしょう。
「セレタイド」/「アドベアー」に関する追加研究結果によって、同剤がCOPD(慢性閉塞性肺疾患)治療に効果があることが立証されました。COPD市場に参入するためのグラクソ・スミスクラインの戦略としては、まずこの「セレタイド」/「アドベアー」にCOPDの適応症を取得することと、「アリフロ」がCOPDの経口抗炎症治療剤としての承認を当局から取得することがあります。「セレタイド」/「アドベアー」のCOPDの承認申請は、アメリカで3月、ヨーロッパでは9月に予定されています。
グラクソ・スミスクラインの呼吸器系用剤の2000年度の売上は28億ポンドで、対前年比で15%増であり、呼吸器系用剤において、リーダーとしての位置を維持しています。
グラクソ・スミスクラインの最新のHIV/AIDS治療薬の「トリジビル」は、既存のHIV/AIDS治療薬「エピビル」と「レトロビル」の配合剤である「コンビビル」に、さらに、強力な逆転写酵素阻害剤の「ザイアジェン」を配合した薬剤で、一つの錠剤で強力な3剤の併用療法を可能とします。「トリジビル」は一回一錠一日二回投与で患者の服薬の負担を軽減し、簡便性を増すものです。プロテアーゼ阻害剤を含まないトリプル療法として「トリジビル」は、これらの薬剤を投与する際の一つのオプションとして確固たる地位を維持していくものと思われます。
主要な薬効分野の拡大
抗生物質の「オーグメンチン」はその効果から広く受け入れられており、現在の治療ガイドラインで急性の中耳炎と副鼻腔炎に対して推奨される抗生物質となっています。競争上の優位性を強化するためのプログラムの一つとして、小児用(オーグメンチン
ES)と成人用(オーグメンチン SR)という新たな剤型を発売する計画をしており、最近現れている耐性菌の治療に対する挑戦の一貫となります。この戦略決定は、「オーグメンチン」のPRSP(ペニシリン耐性肺炎球菌)を治療する薬剤の一つとしての地位を固めることにあります。最近、「オーグメンチン
ES」は、アメリカのFDAより小児の中耳炎の治療に対する承認勧告を受けました。「オーグメンチン SR」のFDAへの申請は2000年12月に行われています。
CNS(中枢神経系用剤)の領域では、グラクソ・スミスクラインは、「セロキサート」/「パキシル」の成長を維持するための2つの戦略を続行していきます。まず、即放性製剤(IR)で新たな市場に参入し、うつ病と各種不安障害に対して幅広い治療スペクトラムを提供する予定です。2001年に全般性不安障害、外傷後ストレス障害の適応拡大も予定されています。「パキシル」の除放製剤である「パキシル
CR」はアメリカで既にうつ病の適応症が承認されており、最近、FDAからパニック障害に対しての承認勧告も受けました。また現在、PMDD(月経前不快気分障害)の適応症取得のために、臨床試験を実施しています。「パキシル」/「セロキサート」は、2000年度、アメリカのSSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害剤)市場で新規処方箋枚数において市場のリーダーとなり、世界全体での売上げは15億5000万ポンドでした。
「コレッグ」(カルベディロール)は軽度・中等度の心不全の適応を取得した初めてのβ受容体拮抗剤になりました。この薬剤は、重症の心不全の治療にあたり死亡率を低下させ得る効果があることを示した唯一のβ受容体拮抗剤です。この適応症に関するアメリカのFDAへの申請は今年後半に予定されています。
ライセンス導入パートナー
グラクソ・スミスクラインは、合併計画の最中にありながら、昨年一年間で9つの重要な薬剤をライセンス導入するという記録を遂げました。
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SSRI/5HT1A 作動薬 |
うつ病 |
Phase II |
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エンドトキシンバインダー |
敗血症 |
Phase II |
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ケラチノサイトGF-2 |
創傷治療、 炎症性腸疾患 |
Phase II |
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RNAポリメラーゼ阻害剤 |
がん |
Phase II |
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デュアルα4インテグリン拮抗剤 |
喘息、関節リウマチ、炎症性腸疾患、多発性硬化症など幅広い疾患への適応の可能性を持つ新規の経口抗炎症剤 |
Phase II |
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5HT/NA/DA取込み阻害剤 |
うつ病 |
Phase II |
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β3-アドレナリン受容体作動薬 |
肥満/糖尿病 |
Phase I |
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PPI |
逆流性食道炎 |
Phase I |
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ACE/NEP 阻害剤 |
動脈性高血圧症 |
Phase I |
ライセンス導入について、パルマー博士は以下のように述べています。「我々は、ライセンス導入したこれら有望な薬剤を患者さんにお届けすることを目指して、多くの開発資源を投入する意向です。これら薬剤は全て、グラクソ・スミスクラインの営業・マーケティング力に支えられて、会社の将来の成長に大きく貢献する可能性を持っています。」
現在の開発パイプラインにある新規化合物およびワクチンを市場へ
グラクソ・スミスクラインの研究開発への投資により、開発パイプラインには新規化合物、ワクチン、適応症・剤形追加が161あります。このうち117の薬剤は、現在、臨床開発段階(フェーズ1以降)にあります。
ドラッグ・ディスカバリーのシニア・バイスプレジデントであるアラン・バクスター博士は次のように述べています。「グラクソ・ウエルカムとスミスクライン・ビーチャムはともに、新技術に対して、先見性と想像力のある投資を行ってきており、充実した革新的な開発の初期段階のパイプラインを有しています。このパイプラインは、当社の既存薬効分野におけるリーダーシップをより強固なものにすると同時に、肥満、がん、循環器系等の商業的にも有望な、新たな疾病領域へのさらなる拡大の可能性を秘めています。」
フェーズ1、フェーズ2にある物質には以下の薬剤が含まれています。
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NK-3 受容体拮抗剤 |
この作用機序初の薬剤。 COPD(慢性閉塞性肺疾患) |
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CCK-A 受容体作動薬 |
肥満(および2型糖尿病)の新規治療薬。非中枢神経作用。肥満患者の食欲を減退させる |
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β3-アドレナリン受容体作動薬 |
中枢神経に作用しない肥満(および2型糖尿病)治療。
脂肪細胞での代謝を促進させる、 |
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PPAR 作動薬 |
循環器系疾患に対するユニークなアプローチ。二つのリスクファクター(良性コレステロール低値および高値中性脂肪)を同時にターゲットとしている。
この分野では現在、有効な治療法がない。 |
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メイタンジン-抗体コンジュゲート |
直腸がんをはじめとする主要な固形腫瘍をターゲットとしたアプローチ。動物モデルにおいて、腫瘍の再成長をさせることなく腫瘍を検出限界以下に減少させることが確認されている |
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キナーゼ デュアル阻害剤 |
腫瘍の増大に関与する二つの酵素をターゲットとした薬剤
(erbB2とEGFRに関連するチロシンキナーゼ) |
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ビトロネクチン拮抗剤 |
骨量の減少予防により、骨粗鬆症および関節リウマチ治療を行うという、新規アプローチ |
開発パイプラインのより後期の段階(フェーズ3)にある薬剤について、パルマー博士は、間もなく承認申請が行われる予定であるいくつかの薬剤の進捗状況を説明しました。
GW433908は有効性および安全性が既に証明されているHIV治療のプロテアーゼ阻害剤である「アジェネラーゼ」の改良型薬剤です。フェーズ2比較試験の中間データによると、同剤は、「アジェネラーゼ」と比べて消化器系副作用が少ないことが示されており、錠剤服用が1日16錠から1日6錠へと、服用の負担を軽減することができます。同剤はヨーロッパとアメリカにおいて2002年に当局への承認申請が予定されています。
GI198745は5α還元酵素阻害剤であり、良性前立腺肥大症(BPH)および脱毛症の治療剤です。良性前立腺肥大症の承認申請はアメリカで2000年12月に行われました。また、脱毛症に対する臨床試験では、6ヶ月間の治療後の毛髪再生状態は期待の持てる結果が得られています。
GI262570は新しい骨格の非グリタゾン系のPPAR作動薬の初めての薬剤で、2型糖尿病治療剤として開発されています。同剤は現在、大規模フェーズ3臨床試験中であり、この試験のデータは同剤の製品プロファイルを更に明確にすることでしょう。グラクソ・スミスクラインにおいては、PPAR作動薬がさらに2つ、フェーズ1にあります。
幅広い抗菌スペクトラムを有するキノロン系抗生物質「ファクティブ」は、成人の呼吸器系感染症(主な肺炎の起因菌であり、既存の抗生物質に対する耐性化が増加している肺炎球菌による)の治療に使用する薬剤としては最も強力な製品となる可能性があります。グラクソ・スミスクラインは、現在懸案となっている問題を解決し、米国FDAから承認を取得できるよう、協議を進めています。
PDE4受容体阻害剤であるCOPD治療剤「アリフロ」は、臨床試験のフェーズ3にあり、2002年下半期には承認申請が期待されています。
狭窄症治療剤として開発されている「トラニラスト」も臨床試験のフェーズ3にあります。同剤の承認申請は2001年第4四半期に予定されています。
非ホジキンリンパ腫の新規治療薬「ベクサール」の承認申請は2000年下半期に提出され、現在米国FDAにて優先審査による評価が行われています。
グラクソ・スミスクラインのワクチン事業もまた、強力な新製品パイプラインによって、短期的および長期的観点から貢献しています。短期的には、今年アメリカで「インファンリックス
ペンタ」と、成人用「ツインリックス」(A型およびB型肝炎に対する初のそして唯一の経口ワクチン)が発売されることによって成長に貢献すると見込まれます。グラクソ・スミスクラインは開発の後期の段階にある製品を数多く有しています。例えば、5億ドルの潜在市場を持つA型およびC型髄膜炎の小児用混合ワクチンの発売を控えており、また、肺炎球菌に対する第2世代のワクチンやロタウィルスに対するワクチンは共に10億ドル市場です。長期的な展望は明るく、世界的な課題である、HIVやマラリアに対するワクチンの研究や、新世代ワクチンの創造のチャンスがあります。
グラクソ・スミスクライン、バイオロジカルズのプレジデント兼ジェネラル・マネジャーである、ジャン・ステファンは次のように述べています。「ワクチンには23もの、非常に充実した製品パイプラインを有しており、大変エキサイティングです。そのうち5品目は今年発売が予定されています。それらは、成人用「ツインリックス」、「インファンリックス
ペンタ」、「インファンリックス ヘキサ」、「トリタンリックスHB Hib」、そして「ブーストリックス」です。」
研究開発の生産性の向上
グラクソ・スミスクラインの研究開発活動の効率と成果を向上させるための、3つのキーとなる要素は、組織の再編、ヒトゲノムを最大限に活用するための継続的投資、そして、製品価値を証明するための我々の技能の向上です。
研究開発組織の再編
「我々は、大きな研究開発組織において、小規模な事業ユニットとして機能する6つのセンター・オブ・エクセレンス・フォー・ドラッグ・ディスカバリー(CEDD)を創設しました」と山田博士は語っています。「新しい組織構造は、既存のパイプラインを実現する勢いを維持し、規模の利をとらえ、敏速さと起業家精神を促進させるものです。それは同時に、才能あふれる優秀な科学者たちに刺激を与える環境をつくりだし、将来の変化に対応する柔軟さを提供します」
CEDDにより、有望な物質の特定からプルーフ・オブ・コンセプトの段階までを素早く行い、社内の創薬またはライセンス導入により最良な化合物を選択することができます。CEDDは創薬研究から臨床試験の初期段階までを網羅する組織となっています。各CEDDは、バイオテクノロジー企業の構造に類似したもので各々独立し、自治的かつ起業的なものです。
ヒトゲノムを最大限に活用し、その価値を示す
CEDDの敏速さに加え、新しい組織構造では、薬剤の研究と開発においてスケールとサイズの利点が活かされます。特に、グラクソ・スミスクラインでは、以前から投資を行っている遺伝学や創薬研究−ハイスループットのジーン・シークエンシング、化学やスクリーニングなどの技術から成果を得ています。ハイスループット・バイオロジーとともに、これらの技術をさらに総合的に活用することによって、遺伝子の機能の理解を深め、遺伝子学の価値をひもとく鍵となるでしょう。
山田博士は、グラクソ・スミスクラインのゲノム研究から見出した成果の一つとして、循環器系疾患の新たな主要リスク要因として確認されているLp-PLA2酵素を阻害する化合物の発見を挙げました。このリード化合物435495は、ヒトにおいてLp-PLA2値を低下させる働きをしています。
グラクソ・スミスクラインは、同社製品の医療上のベネフィットのみでなく経済学的ベネフィットも証明できる先駆的な技術・能力を有しています。これらには、ファーマコジェネティックス、アドバンスド・エクスペリメンタル・メディシナル技術、膨大な医学データベースへの優先的アクセスなどが含まれます。
グラクソ・スミスクラインは、世界をリードする、研究に基盤を置いた医薬品・ヘルスケア企業であり、人々が心身ともに健康でより充実して長生きできるよう、生活の質の向上を企業使命としています。 |