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吸入ステロイド薬の適正使用が、喘息による入院、救急治療室受診、仕事や学校の欠席などを大幅に減少 〜喘息全国大規模調査「FINEスタディ」より最終結果報告〜 |
2005-06-23 |
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グラクソ・スミスクライン株式会社(社長:マーク・デュノワイエ、本社:東京都渋谷区)は、2001年3月から2004年1月にかけて実施した「FINE(ファイン)スタディ」の最終結果を発表しました。本調査は吸入ステロイド薬であるプロピオン酸フルチカゾン(製品名:フルタイド)の服用前後で、患者さんが喘息による「入院」「救急治療室受診」「予定外受診」「仕事や学校の休み」(以下、喘息エピソード)などを経験する率がどのように変化するかについて全国規模で行われた調査です。これは、プライマリケア医によるデータとしては日本初のものです。本調査により、さまざまな経口薬を主体とした喘息治療のための薬剤を服用しているにもかかわらず、62.9%の患者さんが、喘息エピソードを経験していることが報告されました。これらの患者さんが吸入ステロイド薬を服用した結果、患者さんのエピソード経験率は24.9%と顕著に減少し、服用前と比較して減少率は実に60.4%になったことが明らかになりました。本調査により、経口薬主体の既存治療では喘息のコントロールは不十分であり、喘息治療ガイドラインに推奨されているとおり、長期管理薬の第一選択薬である吸入ステロイド薬が喘息治療に効果があることが立証されました。
「喘息治療において吸入ステロイド薬の果たす役割は大きい」
獨協医科大学名誉教授 WHO GARD(Global Initiative Against Chronic Respiratory Disease)メンバー 厚生省免疫・アレルギー研究班喘息予防・管理ガイドライン作成班班長(1998, 2003)上武呼吸器科内科病院院長 牧野荘平先生は次のように述べています。
「日本における喘息治療ガイドラインは、治療目標として、健常者と変わらない日常生活を送ることができること、学校・会社を喘息のために欠席することがないこと、昼夜を通じて喘息発作を起こさないこと、つまり喘息エピソードを経験しないことを掲げています。本調査結果では、経口薬を主体とした喘息治療薬による治療で喘息エピソードをコントロールすることは、多くの症例で不十分であることが示唆されました。つまり、喘息治療の目標達成のためには、ガイドラインに従って、吸入ステロイド薬で治療することが重要であることが明らかになりました。さらに、喘息エピソードの減少にともない、治療費総額を削減する効果も報告されており、吸入ステロイド薬の果たす役割は大きいと、確信しております。海外ではすでに幅広く吸入ステロイド薬が使用されています。日本においても、患者さんの喘息エピソード経験を減らし、充実した日常生活をお送りいただくためにも、医師の正しい指導の下による吸入ステロイド薬治療の普及が重要であると考えます。」
■ FINE スタディ結果報告
喘息による予定外受診、学校・会社の欠席を経験した患者さんが多い日本
日本国内での喘息患者さんの実態については、2000年に実施された全国喘息患者電話調査(AIRJ)から、予定外受診や学校・会社の欠席、救急治療室での治療、入院といった「喘息エピソード」を経験している患者さんが欧米に比較して多いことが明らかになっています。
その一方で、予防のための長期管理薬である吸入ステロイド薬は、日本においても第一選択薬として推奨されているにもかかわらず、欧米に比較して使用率が低いという結果が出ています。(AIR 国際比較データより)
経口薬主体の既存治療では喘息のコントロールは不十分、吸入ステロイドが喘息エピソードを60.4%減少
今回のFINEスタディは、吸入ステロイド薬未使用の喘息患者さんの実態と、吸入ステロイド薬服用により、喘息エピソード経験がどのように変化するかを検討するために企画されました。その結果によれば、
•全登録症例(1,320例)の分析において:
吸入ステロイド薬以外のなんらかの喘息治療薬を処方されている患者さんの中で、これらの患者さんの3/4は、2種類以上の喘息治療薬を飲んでいたにもかかわらず、56.9%の方が喘息エピソードを経験していました。
•吸入ステロイド薬服用6ヶ月を終了した症例(898例)においては:
喘息エピソード経験率は服用前の62.9%に対して、服用後は24.9%まで減少、その減少率は60.4%でした。また、この減少率については、年齢、重症度、罹患期間、喘息治療薬の種類による差はほとんど認められませんでした。
•吸入ステロイド薬服用終了後、各エピソードの経験率は次のとおり減少しました(%)
フルタイド服用が6ヶ月間終了した898例の喘息エピソード経験率の比較:
| | 全症例(898例) | 小児(179例 | | | 服用前 | 服用後 | 減少率 | 服用前 | 服用後 | 減少率 | | 何らかの喘息エピソード経験 | 62.9 | 24.9 | 60.4 | 79.3 | 36.9 | 53.5 | | 入院 | 10.0 | 1.7 | 82.8 | 10.6 | 1.7 | 84 | | 救急治療室 | 21.9 | 2.9 | 86.8 | 27.9 | 5 | 82.1 | | 予定外受診 | 49.0 | 19.1 | 61.1 | 59.8 | 22.9 | 61.8 | | 欠勤・欠席 | 43.8 | 12.6 | 71.3 | 68 | 22.9 | 66.4 |
生きる喜びを、もっと Do more, feel better, live longer
グラクソ・スミスクラインは、研究に基盤を置き世界をリードする、医薬品およびヘルスケア企業であり、人々が心身ともに健康でより充実して長生きできるよう、生活の質の向上に全力を尽くすことを企業使命としています。 |
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