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片側顔面(へんそくがんめん)けいれん

片側顔面(へんそくがんめん)けいれんとはどんな病気ですか?

顔の筋肉がけいれんします顔の筋肉がけいれんします
顔の筋肉は小さな筋肉の集まりで、それぞれの動きの組み合わせで微妙な表情がつくられます。片側顔面(へんそくがんめん)けいれんは、それらの筋肉が自分の意思に関係なくけいれんする病気です。症状は、片方の目のまわりの軽いピクピクしたけいれんにはじまり、次第に同じ側の額、頬、口、あごなどへ広がっていきます。けいれんの程度が強いと、顔がキューっとつっぱってゆがんだ状態になることもあります。また、けいれんの側に筋肉のマヒが生じてくることもあります。通常は片側にみられますが、まれに両側にみられることもあります。
この病気の原因は、顔の筋肉の運動を支配する神経(顔面神経)が障害されることによるといわれています。そのまま放っておいて自然に治る病気ではなく、日常生活や仕事に大きな支障をきたすことになります。


中高年女性に多くみられます

片側顔面けいれんは、40〜70歳の中高齢者に発症することが多く、女性に多くみられます。

 

治療方法は?

片側顔面けいれんの発症年齢分布片側顔面けいれんの治療方法には、神経ブロック療法、手術療法、飲み薬による治療法、特殊な注射薬による治療法があります。
神経ブロック療法は、古くから用いられていますが、筋肉の麻痺が残ってしまうことがあり、筋肉が麻痺しない程度にブロックすると早期に再発してしまうという欠点があります。
手術療法としては、後頭蓋窩顔面神経減圧術(ジャネッタの手術)という手術方法があります。これは、片側顔面けいれんの最も多い原因とされている、血管による神経の圧迫を取り除く治療法です。有効率は高く、根治療法ではありますが、開頭して行うため入院が必要で、顔面神経の麻痺や聴力障害などの合併症が起こることもあり、患者さんが手術を避ける原因となっています。
飲み薬としては、筋弛緩薬、抗てんかん薬、抗不安薬などが試みられていますが、効果は十分でないことが多いのが現状です。
最近では、特殊な薬剤をけいれんしている顔の筋肉に注射し、人工的に軽い顔面神経麻痺を起こさせることによって、けいれんの症状を抑える治療方法が用いられています。詳しくは、医師にご相談ください。

 
日本神経学会では「片側顔面攣縮(れんしゅく)」が正式名称です
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